2月5日

久しぶりの日記。

先週から仕事がハードで書く気すら起こらず、反省。日々が早いからこそ始めたのに。。。

 

友人から借りた本、「私の恋人」が面白い。クロマニョン人〜ユダヤ人〜日本人と、時代を超えて3人格を体験している主人公の話。あとちょっとで読み終わるから、読み終わったら誰かと感想を共有したい。

それはそうと、沈黙と、14の夜を見る。沈黙めちゃくちゃ面白かった。

そもそもの共通認識がない人へコミュニケーションをとろうとするのはめっちゃ難しいっていうのを表しつつ、それでも宗教の教えを伝えようとする人の話。

宗教を広めるというより、こうすれば生きやすくなりますよ〜という普遍的な方法の一つ(キリスト教)を伝えているに過ぎないけど、一部の日本人にはかなりやばいものだと思われて殺されたりしてしまって、棄教することになるのだけど…

日本人キャストもかなりよくて、もう一回みたい。長いけど。

遠藤周作の原作めちゃめちゃすごいのではと思って、原作も見てみたい。

 

最近思うけど、小説はやっぱりすごい。

映画は濃度でもって切り取ることしかできないけど、小説は一般の生活に近い形で呼び起こしてくるから、やっぱり問いかけの力がすごいと思う。

 

 

 

 

 

 

1月25日

今日、会社で結婚したひとのお祝いパーティーが開かれた。

Mさんは、「6年つきあってきた彼女と楽しく元気に過ごしていきます」といっていたけど、Yさんからはそういう馴れ初めみたいなのは一切告げられなかった。Yさんは15歳差の女性と1年くらいの交際でゴールインしたらしい。

 

話は変わるが、すこぶる体調が悪い。

へんに頭がいたいし、朝、布団から起き上がるのもやっとだ。仕事量を減らして欲しいと言うか、テストを伸ばして欲しいと言うかしないとだめだ。

 

今日は給料日で、金額が上がったばかりだけど、税金が高くて落ち込む。お金は一つのモチベーションにはなるけど、わたしの場合は暮らせるくらいの金額があればそれ以上は働いた分で相殺されて、なにも励みにならないとわかった。

1月12日

今月で打ち切りになった会社の先輩のこと。

 

5つ歳上のどこか頼りない先輩は、わたしのいる部署に約1年前にやってきた。

いつも自信なさげに、なんでもおうむ返しで、

「これって○○ですよ」

「これって○○ってことですか?」

と、答えてしまう。

とても寒がりで、いつも毛布のようなブランケットにくるまって、会社の窓をすごい勢いでバタン!と閉める。

来たメールのひとつひとつに返信をする。自分ができることしかしないけど、言われれば指示に従う。ギリギリまで怒りを溜めてしまう。人が傷つくような物言いができないし、そもそもしない。

 

そんな彼女が、契約打ち切りを告げられたと報告してきたのは、冬季休みに入る少し前のことだった。

こういうのは、よくあることだとは思う。

 

それから、最初は笑っていたけれど、

そのうち物凄い怒りに変わって、彼女に打ち切りを告げ、まともに話そうとしなかった上司のことや、未経験なのに何一つまともに仕事を教えず、辞めることになってもなにも言わない上司のことを、刺したい、刺したいと口にするようになった。忘年会も、来なかった。

それから、はじめから怒ってなどいなかったみたいに、いつも涙目で、誰とも会話せず、ただ席に座っていた。エレベーターで同僚と一緒になるのを避けて、階段を使うようになった。

話を聞いていたわたしまで、避けるようになっていった。

 

そして今日、そんな彼女を心配した全く別の部署のおじさんがもう会社に来なくても済むようにと、行動を起こした。

「やっぱり、前の職場でもあったけど、

自殺したらいやじゃん。」

「窓をあんな勢いで閉めるのはおかしい」

「メールの文面もそっけない」

 

そんなの、もうずっと前から始まってたよ!!!!!!!!!!!???????と思った。わたしは、自殺したらやっぱり嫌じゃん。の言い方に何か気持ち悪さを感じながら、話を聞いていた。

もうずっと前から始まってたんだよ。

わたしはなにもしないでただ言葉でいいように励ましてただけなんだよ。

今気づいたみたいに言うなよ。

そもそも仕事の仕方が問題だったんじゃないの。

年下がする問題提起のリスクから逃げてただけだろ。

労働環境が悪いんだからそこを直せよ。

でも、やっぱ色々遅かったんだよ。

 

 

いろいろ、キリがない。。。

 

先輩にとってわたしは、最悪な会社で

一緒に働いた同僚の一人として、脳みそに刻まれたんだろうな。

一方的に価値のない人間扱いしてくる豚箱におしつけられて働いてるクズ人間の一人。わたし。

悲しい。

こういうのを止めなければいけないために、もっとはやく、進言するべきじゃなかったか。。。

 

孤独で悲しい日だった。